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共働きの夫婦が利用できる住宅ローン

こんにちは!本店の斎藤です!(^^)/
関東甲信地方も梅雨明けが発表されました。平年より関東は3日遅いそうです。
猛暑が続いたり、急に涼しくなったりといつが梅雨入りでいつが梅雨明けなのか判断がつきにくい気候が続いていますね~。

さて、今回は「共働きの夫婦が利用できる住宅ローン」がテーマです。
共働き世帯は年々増えてきており、それに伴い住宅ローンの借り方も変化してきています。
どちらか一人で借りるのではなく、共働きであればペアローンや収入合算といった選択肢をとることもできます。

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■ペアローン
夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。合計2本の住宅ローンを組むため、単独で借りるよりも金額を多く借りることができ、価格の高い物件でも手が届きやすくなります。所有権は夫婦の共同名義となり、団体信用保険は分担した額に応じて2人とも加入が可能です。同様に住宅ローン控除も2人分利用可能となります。

■収入合算その①(連帯保証)
配偶者の収入を加味して1本の住宅ローンを借りる方法です。単独でローンを組むよりも金額を多く借りることができるため多くの金融機関で扱いがあります。しかし、名義人は1人、団体信用保険も契約は1人です。収入を合算しても持分は1人になってしまうため、不満が出る場合もあります。

■収入合算その②(連帯債務)
こちらも配偶者の収入を合算して住宅ローンを借りる方法です。住宅ローンの契約は1本、団体信用保険も契約は1本ですが、共有名義となるため、住宅ローン控除を2人とも利用できます。

共働き夫婦が2人で住宅ローンを組む場合、メリット・デメリットをしっかり調べてからベストな組み方をしましょう。

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共働きで住宅ローンを組むときの要注意ポイントはこの3つ「死亡」「減収」「離婚」です!

「死亡」
団体信用保険に入っているから安心・・ではありません!ペアローンの場合、死亡した方の住宅ローンはなくなりますが、遺されたもう一方の住宅ローンは残ります。今まで通り仕事をしながら子育てもしてと、思うようにはいかなくなります。
生命保険にも入っておくことが重要です。


「減収」
夫婦に限った話ではありませんが、病気やケガで収入が減ったり途絶えたりする場合もあるため事態に備えておくことはとても重要です。団体信用保険は死亡と高度障害のときに住宅ローンの残債が完済されるので、親の介護や子育て、自身の病気などでいつか仕事を辞めるかも・・・と考えている方は夫婦でローンを組むことはおすすめしません。

「離婚」
これが最大のリスクです。2人で住宅ローンを組むとお互いに連帯保証人または連帯債務者になっています。夫婦としての縁が切れてもローンの返済中はお金の縁は切れないのです。ローンを組む場合は売却のことも予め相談しておく方が良いでしょう。
2人でローンを組むなら完済まで絶対離婚はしない!という覚悟を持ちましょう。

以上です。
最後は少し強めの言葉で書いてしまいましたが、夫婦2人でローンを組むことはメリットもたくさんあります(金利優遇措置が受けられるなど)しかし、良い話ばかりではなくしっかりデメリットも調べた上でしっかり2人で話し合ってベストな住宅ローンを組んでください。